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岡部芳彦
顧問

岡部芳彦氏は、日本におけるウクライナ研究の第一人者であり、神戸学院大学教授および在神戸ウクライナ名誉領事として日ウ関係の発展に尽力しています。多くの著書や翻訳を通じて文化交流を促進し、ウクライナ政府から複数の勲章を授与されています。
略歴
岡部芳彦(おかべ よしひこ、1973年9月9日生まれ)は、経済史、日ウクライナ関係、文化交流の分野で多くの功績を挙げてきた、日本を代表する経済学者・歴史家であり、ウクライナ研究の第一人者です。
学歴
- 2015年:神戸学院大学より経済学博士号取得
- 2021年:中部大学より歴史学博士号取得
→ 日本人として初めてウクライナ人と日本人の人的交流史を本格的に研究
主な経歴
現在の役職:
- 神戸学院大学 経済学部 教授
- 神戸学院大学 国際交流センター 所長
- 日本ウクライナ学会 会長(国際ウクライナ学会 日本支部)
- 在神戸ウクライナ名誉領事(2024年10月より)
外交・学術面での貢献:
- ウクライナ大統領(ゼレンシキー、ポロシェンコ、クチマ)、首相(ティモシェンコ、ヤツェニュク、フロイスマン)、宗教指導者(フィラレット総主教)と面会・意見交換
- ウクライナ最高議会(ヴェルホーヴナ・ラーダ)で演説を行い、政治・宗教界の指導者と会談
- 英国経済史、ウクライナ学、日ウ関係に関する著作多数
リーダーシップの実績:
- 2018年:日本ウクライナ学会 第3代会長に選出
- 2023〜2024年:兵庫県 ウクライナ支援審査委員会 委員長
- 2024年:兵庫県 ウクライナ支援プロジェクトチーム 顧問
主な功績
出版と研究活動:
- 『日ウクライナ交流史 1915〜1937年』を執筆
→ 2022年 イワン・フランコ国際賞においてトップ5作品の1つに選出 - 博士論文『ウクライナ-日本関係史』をリヴィウ工科大学出版局から刊行
- ウクライナの詩や民話を日本語に翻訳
表彰と栄誉:
- 2019年:ウクライナ最高議会議長アンドリー・パルビーよりメダル授与
- 2021年:ウクライナ内閣より文化・歴史振興功績に対して表彰
- 2021年:ウクライナ国立農業科学アカデミー 外国人初の会員に選出
- 2023年:ウクライナ最高議会より日ウ関係への貢献により名誉勲章授与
- 岡部芳彦教授は、2025年6月6日、ウクライナ大統領から新設された特別表彰「黄金の心」を受章しました。この賞は、ロシアの侵略下におけるウクライナ支援および主権擁護に対する顕著な個人的貢献を讃えるものです。授与式は、キーウで開催された「第3回地域・都市間協力国際サミット」の場で行われ、ゼレンスキー大統領自らが授章しました。岡部教授は日本人として初めてこの栄誉ある賞を受章しました。
その他の実績:
- 2022年5月:ロシアによるウクライナ侵攻への支援姿勢により、ロシア連邦から入国禁止措置
- 日本・衆議院第一議員会館にて開催された「ポストロシア自由民族第7回フォーラム」で議長を務める
主な著作
- 『自衛隊のルワンダ難民支援』(外交フォーラム、1995年)
- 『平和協力入門』(有斐閣選書、1995年)
- 『障害者権利条約への道』(ノーマライゼーション、2004年)
- 『日ウクライナ交流史 1915〜1937年』(リヴィウ工科大学出版)
- 『ウクライナ侵略とロシア正教会』(河出夢新書、2022年)
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