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ウクライナ図書館の日

26/9/30 12:00

本記事は子どもの本寄贈プロジェクトの一環として作成されました

9月30日、ウクライナでは「ウクライナ図書館の日」を迎えます。知識、文化、そして国の記憶を守ることの大切さに敬意を表する日です。ウクライナの読書文化には深い歴史があり、その起源はキーウ国家の時代と、11世紀に設けられた最初の文庫にまでさかのぼります。今も紙の本は大切な知識の源であり、読書への愛は、世代を超えて多くのウクライナ人を結びつけています。



2014年に始まった戦争、そして2022年に始まったロシアによる全面侵攻の中で、一時占領地域では、ロシアの占領当局がウクライナの書店を破壊し、ウクライナ語の書籍を撤去し、公共図書館や教育機関の図書館を閉鎖してきました。また、ミサイルや無人機による攻撃は、ウクライナの出版インフラにも深刻な被害を与えています。



2024年5月、ロシアのミサイル攻撃により、ハルキウの印刷会社「ファクトル・ドルク」が破壊されました。2026年7月には、キーウへのロシアの攻撃によって出版社「クニホラウ」の倉庫が破壊され、約25万冊の本が失われました。同年8月1日には、ハルキウへの攻撃により、子ども向け絵本寄贈プロジェクトのパートナーであるRNK-Ranok社の自動物流センターが破壊されました。火災によって、数十万冊の学校教科書を含む約800万冊の本が失われました。



解放された地域では、ボランティアの取り組みや慈善・文化団体の支援によって、図書館の再建が進められています。学校や大学の図書館も教育活動を続け、空襲警報が発令されている間も、避難所で本を読める環境を整えています。



ウクライナの多くの都市では、街角のブックボックスを利用した自由な本の交換も広がっています。読み終えた本を置いたり、そこから新しい一冊を選んだりすることができます。図書館をはじめとする本のある場所は、人々を支え、歴史を守り、自由な思考を育む大切な空間であり続けています。


世界各地で、そしてここ日本でも、ウクライナ語の本に出会える場所が少しずつ広がっています。
2022年秋、東京・渋谷にあるウクライナ避難民支援センター「ひまわり」の8階に、ウクライナ語の図書館が誕生しました。


この素敵な取り組みを始めたのは、クリエイティブな活動を続け、紙の本をこよなく愛するムラカミ・ダリアさん。ウクライナ語の本を一冊ずつ集め、多くの人が手に取れる場所をつくってきました。


EPAM社から寄贈された60冊とダリアさん自身の蔵書から始まったコレクションは、今では約1,000冊にまで増えました。中には、著者の直筆サインが入った特別な一冊もあります。
ここは単に本が並ぶ場所ではありません。ウクライナから遠く離れた日本で、ウクライナの言葉や物語、そして文化に触れ、それらを未来へつないでいく場所でもあります。


図書館は年中無休で、毎日10:00〜22:00まで利用できます。
ウクライナ語で本を読みたい方なら、どなたでも大歓迎です!

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