top of page
International House in Japan28-11-2024-10.jpg

子どもたちを守る日

26/6/1 3:00

6月1日と6月4日は、子どもの権利と安全に国際社会の関心を向ける重要な日です。

6月1日は「国際子どもの日」として、次世代の健やかな成長と幸福を守ることを目的に定められています。6月4日は、1982年に国際連合によって制定された「侵略の犠牲となった罪のない子どもたちの国際デー」です。同日、ウクライナでは、ロシアによるウクライナへの武力侵略によって命を奪われた子どもたちを追悼する日でもあります。



2014年に始まり、2022年にロシアによる全面侵攻へと拡大した戦争は、何百万もの家族の平穏な暮らしを破壊し、多くの子どもたちを犠牲にしました。



ウクライナ政府の公式ポータルサイト「Children of War」が公表している統計は、その被害の規模を示しています。現在までに、550人を超える子どもたちの死亡が確認されており、負傷した子どもの数は1400人を超えています。



侵略の中でも特に深刻な問題の一つが、ロシアによる、ウクライナの一時占領地域からの子どもたちの大量移送です。ロシア側は、サマーキャンプでの保養、療養施設での治療、あるいは緊急避難を名目として子どもたちを移送しています。連れ去られた後、子どもたちは家族やウクライナの法的保護から完全に切り離された状態に置かれています。



ロシア当局は、子どもたちに対して強制的な国籍変更とアイデンティティの改変を行っています。簡略化された養子縁組制度が導入され、子どもたちの名前、姓、生年月日まで変更されることで、親族による将来的な捜索が困難になるよう仕組まれています。



また、ロシアの施設では、ウクライナの子どもたちに対して集中的な思想教育が行われています。歪められた歴史観が押し付けられ、民族的アイデンティティを消し去り、侵略国家への忠誠心を形成することを目的とした攻撃的な軍国主義の精神が植え付けられています。



ウクライナ政府機関は、これまでに19,500人を超える子どもたちの強制移送を公式に記録しています。しかし、占領地域へのアクセスが制限されているため、実際の数はさらに多いと考えられています。



一人ひとりの子どもを帰還させるためには、極めて慎重で複雑な対応が必要です。ロシア側は移送された人々の名簿や所在を隠しているためです。ウクライナ政府の取り組み「Bring Kids Back UA」と国際的な協力により、これまでに数百人の子どもたちが祖国へ戻ることができました。



こうした救出活動は個別かつ非常に困難なものであり、家族は子どもたちと再会するために第三国を経由して長距離を移動しなければならない場合もあります。この問題の解決には、正義を回復し、21世紀における人命を守るための、国際社会による連携した行動が求められています。

bottom of page