
ヴォドホレシャ
26/1/6 3:00
公現祭(ボゴヤヴレンニャ/主の洗礼)

新年の祝祭の季節も、まもなく終わりを迎えます。
ウクライナの冬の祝祭は、12月25日のクリスマスに始まり、聖夜(スヴャトヴェチル)、キャロル(コリャーダ)、寛大な夕べ(シェドリー・ヴェチル)、マランカと続き、約2週間にわたって祝われます。期間は12月25日から1月6日まで。この時期は、家族が集い、儀礼的な食事を囲み、祖先を敬い、世代を超えたつながりを感じる時間です。
1月6日、この祝祭の流れは**ヴォドホレシャ(公現祭)**によって締めくくられます。この日は、クリスマスの祝祭と祖先への想いを結ぶ円環を閉じ、新しい年を内面の整った状態で迎える準備を象徴します。
ウクライナの伝統において、ヴォドホレシャは水を中心とした日です。この日、水は教会や川、泉で祝福され、人々はそれを家へ持ち帰ります。祝福された水は一年を通して大切に保管され、家族にとって重要な節目の場面で用いられます。それは、人と世界とのあいだにある秩序、守り、調和の象徴とされています。
1月5日、ヴォドホレシャの前夜には「飢えのクチャ(hungry kutya)」と呼ばれるクチャが用意されます。これは質素で簡素なクチャです。このクチャは、クリスマスの祝祭の循環と、祖先を敬う期間の終わりを象徴します。穀物は生命の継続を、はちみつは家族の調和を、ケシの実は家と家族を守る力を表します。
この祝日の名称は「洗礼」という儀礼に由来します。洗礼とは、水による清めの儀式であり、キリスト教においては新しい霊的な人生の始まりを意味します。聖書の伝承によれば、この日、イエス・キリストはヨルダン川で洗礼を受けました。そのため、冬の水に身を浸す習慣は、内面的な再生、忍耐、そして信仰を表す行為として伝えられています。
この祝日は**公現祭(テオファニー)**とも呼ばれます。それは、イエスの洗礼の際に、神が三つのかたちで現れたと信じられているためです。
— 子:イエス・キリスト
— 聖霊:白い鳩として現れた神のしるし
— 父:天から「これはわたしの愛する子である」と語りかけた声
そのため、クリスマスの祝祭の終わりを象徴する特別な存在が白い鳩です。鳩は聖霊の象徴とされています。祝祭の終わりに鳩を空へ放つ習慣があり、それは「祝祭を自由に送り出す」行為とされています。人々は感謝とともに祝日を手放し、心の内には静けさと新たな始まりの感覚を残します。
今日、白い鳩の象徴は、いっそう強い意味を持っています。それは、ウクライナが切実に願う平和の象徴でもあります。ヴォドホレシャの時期において、この鳩の姿は、古くからの精神的な伝統と、現代の希望を結びつけます。試練の終わり、生命の再生、そしてウクライナに平穏が戻ることへの願いとして。