
ヨーロッパ写真月間 東京 — SEEEU 2025
25/10/24 3:00
昨日、「ヨーロッパ写真月間 東京(SEEEU 2025)」 の開会式が東京のヨーロッパ・ハウスで開催されました。

期間
10月23日(木)~11月23日(日)|東京
プレスリリース
欧州連合代表部
https://www.eeas.europa.eu/delegations/japan/seeeu-%E2%80%93-european-photography-month-2025-launch-tokyo_en
The Eye of Photography 記事:
https://loeildelaphotographie.com/en/event/seeeu-2025-european-month-of-photography-tokyo/
ヨーロッパ各国からのアーティスト、文化関係者、そして多くの来賓が集い、温かく刺激的な雰囲気の中で、1か月にわたる写真フェスティバルの幕開けを祝いました。
ウクライナ・ハウス・ジャパンもこの式典にご招待いただき、アーティストやキュレーターの皆さまと交流できたことを大変嬉しく思います。
本プロジェクトは、写真というレンズを通して、地理的には離れたヨーロッパと日本をつなぎ、創造性と人間の物語を共有する素晴らしい取り組みです。
特に印象的だったのは、若手アーティストたちの存在です。彼らの作品は、現代の現実に対する新鮮で感情豊かな視点を示し、共感と対話の可能性を広げています。
その中でも、ベラルーシ出身で現在ポーランドに政治亡命中の**サーシャ・ヴェリチコ(Sasha Velichko)**さんのフォトエッセイ State of Denial は、真実と抵抗、自由への希求のはざまを見事に描き出しています。彼女の作品は今週、ヨーロッパ・ハウスにて展示されています。
今回のSEEEUフェスティバルでは、作品はギャラリーだけでなく、東京各地のカフェや公共空間などにも展示され、日常の中で自然にアートと出会える機会を提供しています。
公式ウェブサイトで、詳細や展示場所をご覧ください:
出展アーティストと作品
- ヴァルヴァラ・ウーリク(ウクライナ) — Sunshine, How Are You?
- イゴール・シラー(セルビア) — Familiar Characters
- タイヨウ・オノラト&ニコ・クレブス(スイス) — Water Column
- マリア・マヴロプール(ギリシャ) — Imagined Images
- ロール・ウィナンツ(ベルギー) — Phenomena / Time Capsule
- タマラ・ヤネス(スイス) — Copyright Swap
- タダオ・チェルン(リトアニア) — Comfort Zone
- フランシスコ・ゴンザレス・カマチョ(スペイン) — Reverting
- クリスティーナ・ヴェルナー(オーストリア) — ワークショップ Cut Paste! New Ways of Seeing Animals
- アンナ・ティハーニ(ハンガリー) — Unknown Garden
- サーシャ・ヴェリチコ(ベラルーシ→ポーランド) — State of Denial
- マルタ・ボグダンスカ(ポーランド) — Shifters
- エレナ・スバチ(ウクライナ) — Grandmothers on the Edge of Heaven
- ザーネ・ズレメシャ(ラトビア) — Imaginary Archives
これらの作品は、移民・アイデンティティ・記憶・気候・抵抗など、私たちの時代を象徴するテーマを多角的に映し出し、国境を越えた人間の共通体験を語っています。









