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イロヴァイスク 第2部

26/8/25 12:00

「国際相互理解」プロジェクト
プロジェクトスポンサー:ZenGroup株式会社

2014年に始まった戦争について伝える本シリーズでは、2014年8月4日の最初の武力衝突から始まった、イロヴァイスクをめぐる一連の出来事を引き続き取り上げます。



作戦の初期段階では、ドネツクの東約40キロ、ロシアとの国境から約45キロに位置するイロヴァイスクの支配を取り戻すことが目指されました。同市は、敵側への武器供給に利用されていた重要な交通の要衝でした。困難な状況のなか、ウクライナ軍の部隊と義勇部隊が肩を並べ、国家の主権を守るために戦いました。



転機となったのは2014年8月18日です。ウクライナ側の部隊は市街地に入り、その大部分を掌握しました。市内では激しい砲火のなか、一つひとつの地区をめぐる戦闘が続きました。



しかし、2014年8月24日、ロシアの正規武装部隊が国境を越えてウクライナ領内に侵入したことで、状況は一変しました。重装甲車両を伴う大隊戦術群の侵攻により、イロヴァイスク周辺のウクライナ側部隊は包囲され、主力部隊との連絡路を断たれました。



ウクライナ側の部隊は、十分な航空支援も包囲を突破するための予備兵力もないまま、絶え間ない砲撃にさらされました。守備隊は数日間にわたって完全包囲のなかで陣地を守り、極めて厳しい状況のもとで不屈の強さを示しました。



8月末、部隊の撤退に向けた人道回廊の設置をめぐる交渉が始まりました。合意では、ウクライナ側の部隊が市内の陣地から妨害を受けることなく撤退できるとされていました。しかし、その合意は罠へと変わりました。



この物語の最終章となる2014年8月29日の悲劇的な出来事と、その象徴については、第3部でお伝えします。

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