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願いの木 ― 七夕とクパラ祭

26/7/7 10:00

国際理解記事プロジェクト
スポンサー:ZenGroup株式会社

七夕の季節が訪れるずっと前から、日本の町々は竹に結ばれた色鮮やかな短冊で彩られます。この風習は深い歴史を持ち、8世紀に宮廷文化の伝統として始まり、江戸時代(17~19世紀)には広く民衆の間へと広がりました。


色とりどりの短冊には、人々の最も大切な願いや希望が込められています。まっすぐに伸びる竹は、大地と天を結ぶ象徴です。祭りの終わりには、飾られた竹を焼いたり、川や海へ流したりすることで、火と水が願いを星々へ届けると信じられてきました。ここでは奇跡への信頼と、自らの意思が一つになり、願いを書き記すこと自体が、その実現への第一歩となります。



この夏の儀式は、夏至の時期に行われるウクライナのクパラ祭と、時期だけでなく、その精神性にも驚くほど多くの共通点があります。祭りの中心となるのは儀式の木で、ウクライナ各地ではクパイロ(Kupailo)、マレナ(Marena)、マリナ(Maryna)、ヒリツェ(Hiltse)など、地域ごとにさまざまな名前で呼ばれてきました。この木は、リボンや花、薬草、花輪で飾られ、自然の生命力、豊穣、そして再生を象徴していました。儀式の形には地域ごとの違いがあったものの、自然が人々に健康や豊かさ、そして幸運な未来をもたらしてくれるという信仰は共通していました。



木を飾ることは、人々が未来への願いや希望を託す古くからの儀式でした。ウクライナの民間伝承では、色にも象徴的な意味が込められることが多く、赤は愛と生命力、緑は健康と自然、黄色は太陽、豊かな実り、そして繁栄を表していました。結ばれたリボンは、自然への象徴的な贈り物であり、その恵みと祝福を願う心の表れでもありました。



祭りの締めくくりも地域によって異なっていました。多くの地域では儀式の木を燃やしたり水に流したりしましたが、別の地域では枝を外して分けたり、そのまま畑に残したりする風習もありました。しかし、その意味はどこでも共通していました。火と水は、人々の災いや病を清め、新たな生命の循環への道を開く象徴だったのです。



この二つの伝統は、ともに運命の試練に立ち向かう希望と精神の強さを物語っています。より良い未来を願い続けることは、人々が困難の中でも心の支えを失わずに生きる力となります。

そして現在、この深い信念はウクライナ社会を支える大きな力となっています。2014年に戦争が始まり、2022年にロシアが全面侵攻を開始して以来、ウクライナの人々は祖国を守る日々を生きています。祖国が正義とともに再生することへの希望は、何百万人もの人々を結び付ける共通の力となっています。自由への権利を信じる揺るぎない確信は、人々に望む未来へ歩み続ける力を与え、古来より受け継がれてきた光と再生の象徴のように、新たな命をよみがえらせています。

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