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戦士 ― コサックとサムライ

26/1/17 3:00

本シリーズは、象徴を通してウクライナの精神を理解するための文章です。
その象徴のひとつが、「戦士」です。

ウクライナの伝統において、コサックは守護者であり、自由な人間でした。その姿は16世紀、ザポリージャ・シーチで形づくられました。コサックは卓越した騎馬戦士として知られ、サーベル、槍、弓は高い武芸の象徴でした。剣術や偵察に長け、広大な草原を敵に気づかれず移動する術を持っていました。ヨーロッパの支配者たちは、コサックを信頼できる同盟者として高く評価し、騎兵部隊に迎え入れました。素早く、予測不能に行動する彼らは、恐るべき戦力となりました。コサックの勇気は、常に戦の知恵と結びついていました。仲間との結束は生き方の核心であり、誰もが「背中は戦友に守られている」と知っていたのです。



日本文化における同様の象徴が、サムライです。サムライは武士道のもとに生きました。忠誠、規律、主君のために命を捧げる覚悟。その武器である刀は、魂の延長と考えられてきました。サムライは長い年月をかけて技を磨き、武の修練と精神性を一体のものとして育てました。



コサックとサムライは異なる世界に属しながら、その価値観は深く響き合っています。ウクライナの人々にとって、コサックは自由と名誉の象徴です。日本の人々にとって、サムライは奉仕と力の調和を体現する存在です。



今日、前線に立つウクライナの兵士たちは、土地に忠実で、戦いにおいて創意に富み、精神的に揺るがない点で、コサックを思い起こさせます。同じように、サムライの姿は今もなお、日本人にとってのインスピレーションであり続けています。
これらの象徴が教えてくれるのは、戦士の道とは、世紀を超えて受け継がれる「尊厳の道」である、ということです。

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