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炎でも焼き尽くせないもの

26/6/16 3:00

イワン・ミコライチュクの輝かしい運命と反骨の精神についての記事を書き終えたばかりでした。しかし、2026年6月14日から15日にかけての夜、ウクライナ文化からその映像の魂の一部を奪う悲しい知らせがもたらされました。

大規模な攻撃がオレクサンドル・ドウジェンコ映画撮影所を直撃しました。歴史的にかけがえのない品々を保管していた衣装保管施設は火災によって完全に焼失しました。伝説的な映画『火の馬』、『失われた書状』、そして撮影所の約100年にわたる歴史の中で生み出された数々の映画作品で使用された本物の衣装が灰となって失われました。



これらの衣装は、民俗工芸の職人たちの手によって作られ、記憶を守り、新たな作品の中で再びスクリーンに戻ることができるよう、幾世代にもわたって大切に保存されてきました。しかし今、それらは灰となり、一方でロシア側の公式発表は今回もまた、攻撃対象は軍事施設のみであったと冷淡に主張しています。



同じ夜、別の攻撃によって、ユネスコ世界遺産であるキーウ・ペチェールシク大修道院の荘厳な生神女就寝大聖堂も被害を受けました。攻撃によって聖堂の屋根で火災が発生し、その炎はドーム部分にまで及びました。



かけがえのない聖遺物の救出は、人々の驚くべき団結と勇気を示す出来事となりました。空襲警報のサイレンが鳴り響く中、博物館職員、現役修道院の修道士たち、そして救助隊員が肩を並べ、燃え広がる建物から古代のイコンや宗教的な宝物を運び出しました。



炎が修道院全体を脅かす最も危険な瞬間、キーウの空には激しい雷鳴と稲妻が走りました。そして突然の豪雨が訪れ、火勢を抑える助けとなり、貴重な文化遺産を守る大きな力となりました。



2014年から続き、2022年には全面侵攻へと拡大したこの苛酷なロシアによるウクライナへの戦争の中で、文化遺産は人々のアイデンティティを破壊するための主要な標的であり続けています。唯一無二の芸術作品の喪失は、多くの人々にとって深い傷となります。



それでも、幾世代ものウクライナの芸術家たちが育んできた精神的な記憶は、いかなる破壊よりも強く生き続けています。そして、人々を結びつけながら、自らの歴史を守り続けようとする力となっています。

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